新訳 日本の歩き方

独身気ままに全国各地を3つのテーマに沿って旅をします

〔お遍路〕2番札所 極楽寺 ~ 5番札所 地蔵寺

広報ってのは難しいよね。
集客とかで悩んでいる場合、何かしら広報方法ってのは考えなきゃいかんけど、あの手この手の方法があるから、目につくための戦略を練るのは大変。
とは言え、戦略が見事にはまって、注目を浴びたはいいけど、実際サービスとかがそれに追いついていないと、逆に悪評を招くことになっちゃうからね。

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アニメ「おへんろ。~八十八歩記~」で、楽しそうに紹介されていたから、時間無い中足を運んだのに、ここまで人のいる気配のないアミューズメント施設だったとは。さようなら、あすたむらんど徳島…。もう二度と来ることはないでしょう。

 

この記事は、
連載『霊的現象も命懸けも四国遍路の魅力なり』の一部です。
前後の繋がりなどは、下記、目次からご覧下さい。

目次
0-〔導入〕目次と冒頭解説
1-〔裁判所〕鳴門 鳴門簡易裁判所
2-〔お遍路〕1番札所 霊山寺
3-〔お遍路〕2番札所 極楽寺 ~ 5番札所 地蔵寺 ←今ココ
4-〔お遍路〕6番札所 安楽寺 ~ 10番札所 切幡寺
5-〔裁判所〕吉野川 吉野川簡易裁判所
6-〔お遍路〕11番札所 藤井寺 と地獄の始まり
7-〔お遍路〕12番札所 焼山寺
8-〔お遍路〕13番札所 大日寺 ~ 17番札所 井戸寺
9-〔裁判所〕徳島 徳島地方裁判所/徳島家庭裁判所/徳島簡易裁判所
10-〔お遍路〕18番札所 恩山寺 ~ 20番札所 鶴林寺
11-〔裁判所〕牟岐 徳島家庭裁判所牟岐出張所/牟岐簡易裁判所
12-〔お遍路〕21番札所 太龍寺 ~ 23番札所 薬王寺 と24番札所 最御崎寺まで

 

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今回と次回は1つの記事でお寺をいくつか紹介していくのでテキパキ行きます。特にトラブルもなかったし。


二番札所 極楽寺

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霊山寺からは1km程度のところにあります。この仁王門、言い方悪いですけど、色合いとかもろもろ何かのセットのような感じで、ある意味印象に残っています。

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中は結構広く、ちょっとした庭園の雰囲気すら感じます。

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願かけ地蔵尊子授招福大師空海が阿弥陀経を読誦した際に、難産だった女性が無事に安産したことなどから、願かけ、安産などに縁のある寺とされているよう。

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手水場や風景あれこれ。
寺の奥にあるのは、ここの見どころである

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長命杉。空海が手植えをしたといわれる樹齢約1200年の杉で鳴門市の天然記念物。

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が置いてあります。鐘がある寺、無い寺、あっても撞いていい寺、悪い寺があります。撞いてはいけない寺はだいたい近づけないようにはなっているのでわかるとは思います。
ちなみに、鐘を撞いてもいい寺でも、本堂にお参りする前に撞かなければなりません。お参り後に金を撞くのはご法度らしく、それをしていた人を見た住職が飛び出してきてもう一回お参りをさせなおすほど。

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本堂や大師堂は階段を登らなければなりません。

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急だし、一段一段の幅がすごく狭いので、なかなか恐い階段です。
そして、階段登ってすぐのところに本堂があり、近すぎるため本堂は撮れていないというミステイク。まだ始めたばかりなので、その辺の不手際は許してちょうだい。

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大師堂にお参り。

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納経もいただきます。納経所は仁王門近くにあります。
寺全体が広々としていて、見るところもたくさんあったし、結構気に入ったお寺の一つ。霊山寺はたくさん人がいたのに、ほとんど人がいなかったのも印象に残った理由の一つかも。



三番札所 金泉寺

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極楽寺から3kmほどの場所にあります。最初の数寺は比較的近いところにあるのが連続するので、歩きの人でも挑戦する気になるという点は偶然とはいえ遍路人気の理由の一因な気がする。

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やたら目がクリクリしている二体の仁王像に見守られ中へ。

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ざっくりと中はこんな感じ。

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本堂にお参り。2014年以降、本尊は開帳されていて、中を拝むことができます
そして今度は大師堂の撮り忘れ。なにか一つを成し遂げると一つを忘れてしまうなんて、芸能人などからたまに聞く「券売機で券をとったらお釣りを忘れる」というプライベートは結構おっちょこちょいなんですよ僕エピソードみたいんですね。僕も芸能人になれるかもしれないしん♪

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黄金地蔵尊弘法大師が発見した境内に黄金の霊水が沸く泉が、今ではこの井戸に。金泉寺の名前はそこから来ているとのこと。
この水面を覗いて自分の顔が映ったら、長生きできると伝えられています。水面に浮かぶ不細工なオッサンの顔なんて写真に残しませんが、きちんと映りました。これで、100歳までブログを続けることができそうです。

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観音堂。別名「勝運観音」とも呼ばれており、勝負運にご利益があると言われている。源平合戦の際、源義経も金泉寺に戦勝祈願をするために立ち寄ったと伝えられています。

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全部は映ってないけど、ワイドに撮ってみました。先ほどの極楽寺と違い、割と密集したお寺です。

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納経をいただき、この寺も終了。巡礼的にも、このブログ的にもコツが掴めてきた感じがあります。



四番札所 大日寺

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道が細く縦長な感があるなんとも不思議なお寺。実際車道も、ギリすれ違える細長い道の終点にあって、そこから歩道で細長い感じなので行けばわかるが面白い。

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手水場。この真ん丸タイプは初めて。手水場の形マニアとかも世の中探せばいるのかなぁ。

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本堂にお参り。随分と古い感じですが、やはりこれはこれでいいものですよね。ちなみに、この中のご本尊は住職でも住職交代の折にしか見れない秘密の仏らしく、室町時代に作られたんだって。

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大師堂にもお参り。本日3軒目にして、ようやく本堂と大師堂の両方を紹介できます。
本堂と大師堂の間は

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このような通路になっているんですが、そこには

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江戸時代に奉納したといわれている西国三十三所霊場(近畿二府県と岐阜)の三十三体の観世音菩薩像が安置されています。

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ワイドに撮ってみると横長に見えますが、この真ん中の建物と右側の建物は横並びでなく、直角に手前に来る感じで建っているので、実際はかなり狭く感じると思います。

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一応、納経所も写真に納めたので紹介しつつ、

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こちらが大日寺の納経。全体的に細長感のある不思議なお寺でした。



五番札所 地蔵寺

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相当な渋さを残しつつ、青字で特徴を出しているこちらへは、大日寺に向かった細い道を反対に進むこと数kmで着くことができます。

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ここの彼らは仁王像でなく、二天像というらしい。違いはよくわからない。

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入ってまず目に付くのは樹齢800年を超えるといわれる、たらちね大銀杏。これまた弘法大師が手植えをしたらしい。
時期も時期だったので、銀杏が目の前でポトポト落ちてきていて、それをお寺の人が拾っては落ち、たまにお寺の人の頭に当たったりしていた。銀杏は頭に当たると結構痛いっぽいのをリアクションで感じながらお参り。

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手水場

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弘法大師像。八十八か所のうち、割と多くの寺で弘法大師の像が建てられています。

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本堂にお参り。ご本尊は勝軍地蔵ということから、源義経など武将の信仰も厚かったとのこと。義経さん本日2回目の登場。

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大師堂にもお参り。さすがにこの辺りにもなるとお参りの手順も慣れてきた感じがあります。

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なんだか忘れたけど、それっぽい建物があったので撮るだけ撮っておきました。

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ワイドの写真ってどうやって撮るのがいいのかね。あんま人に見せられたこともないし、どうしたら少しでも雰囲気を味わってもらえるものなのか、今後も課題です。

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納経も無事いただき、この地蔵寺もミッション完了です。
このまま去ってもいいのですが、この地蔵寺から階段を登っていくと、

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五百羅漢像があり、それらが木像であるのは大変レアとのこと。ただ、納経には300円払ったのに、この五百羅漢に拝観料200円とられるのが、急にもったいなく感じて中は見ないことに。中盤に来て、やや疲れが出てきたのもあると思います。


とにかくスタートで相当時間を食われてしまったので、ここまで猛スピードで巡礼を行い続け、遅れの半分はなんとか取り返した感じ。でも、いい加減お腹が空いてきたなぁと思っていたところ、

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なんと地蔵寺の山門近くに駄菓子とかの出店が。ラインナップはやら、やらお遍路さんの道中には適したものばかり。お腹の空き具合はカツ丼を求めていましたけど、そんなのあるはずもなく、

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ういろうを昼食に、初日残り5寺の巡礼に向かったのでした。


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