新訳 日本の歩き方

独身気ままに全国各地を3つのテーマに沿って旅をします

〔旅行記〕浜坂~倉吉~由良~若桜

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こういう山間の町からも特急列車に乗れば、大阪に直通で着いてしまうんだから便利なもんだよなと思ってしまいます。
そんな訳で今回は帰るまでのブラブラ回です。クソ長いです。

 

この記事は、
連載『大型連休のトラウマは大型連休で払拭すべし』の一部です。
前後の繋がりなどは、下記、目次からご確認ください。

目次
0-〔導入〕目次と冒頭解説
1-〔裁判所〕小浜 福井家庭裁判所小浜出張所/小浜簡易裁判所
2-〔旅行記〕小浜~峰山
3-〔裁判所〕京丹後 京丹後簡易裁判所 
4-〔旅行記〕天橋立~伊根~浜坂
5-〔裁判所〕浜坂 浜坂簡易裁判所
6-〔旅行記〕浜坂~倉吉~由良~若桜 ←今ココ

 

 

絶対行きたかった伊根の舟屋も見て、沿線の裁判所もコンプしたので、今回の旅の目的は9割方達成。残りはタイミングが合えば程度に予定していた場所だけど、ただ、こういうプラプラが長いのが、このブログ。どうぞ最後までお付き合いください。

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まずは裁判所の撮影を終えた浜坂をお散歩。

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少し楽しみにしていたんだけど、駅併設の鉄道グッズ館「鉄子の部屋」は16時閉館でもう閉まってた。「鉄子の旅」という作品がありますが、それとは関係ないみたいです。なら、別にそんな興味ないかな…。

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15分くらい歩いたところに魚市場を発見。ここ浜坂は松葉ガニ、ホタルイカの水揚げ日本一とのこと。カニの日本一はすげぇなと思っていたところ、松葉ガニって山陰地方で水揚げされるズワイガニのことを指すそうです。なので、日本一=山陰地域で一番ということのようです。ちょっと残念。
市場の中には入っていませんが、ランチ、ディナーをそれぞれ過ごせるお店があるようで時間がある方は行ってみてはいかがでしょうか。周りにあんま飲食店もないですし。

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市場から少し歩けば、山陰海岸ジオパーク館があります。しかし残念ながらこちらも閉館時間。
ジオパークってたまに出てきますが、その地の地球科学的な見地から保全意義のあるエリアのこと。山陰海岸ジオパークとはここ浜坂だけのことでなくて、京丹後市の経ヶ岬から鳥取県の白兎海岸まで至るエリアを示すらしい。

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館の裏手に回れば、立派な海岸があるんだけど、これがどうジオパークに絡んでいるのか正しく理解するのは俺にはまだ早いようだ。

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岩なんかが展示されているのは、なんかそれっぽいんだけど、こんな野ざらしにされていて大丈夫かなとちょっと不安になってしまう。

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ちなみにこの海岸沿いはテントを張れるキャンプ地となっていて、この日もかなりの家族がいた。
キャンプといえば、ピン芸人のヒロシがキャンプ芸人としてユーチューバーとして人気を博すとは、人の持っている引き出しってのは分からないものだね。俺もいつか裁判所巡り変態として名を馳せつつ、NHKの高校野球中継のキャプテンによるチーム紹介マニアとしても一線を築き上げたいものです。

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そんな訳で、浜坂での散歩は終了。歩く範囲では温泉にどこで浸かればいいかわからなかったので、訪問を考えている人は事前調査必須ですね。


お次はこの日の宿泊地に向かいます。

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まずは鳥取駅で乗り換え。大きな傘で「ようこそ」と言われても、何がようこそなんだろうと思いつつ、

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倉吉駅に到着。本日の宿泊はこちらでございます。

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駅にこんなパネルが。「ようこそ倉吉へ ひなビタ♪」とあります。アニメから離れて久しいので存じませんでしたが、「ひなビタ♪」というのは倉吉を舞台にした日常アニメといったところでしょうか。と思ったら、全然違った。
「ひなビタ♪」は、2012年より開始されたWeb連動型音楽配信企画のこと。寂れてしまった故郷の商店街を盛り上げるべく町興しのためにバンド活動を始めるという話に基づき、FacebookやつべのWebラジオでバンド活動を配信していくというもの。一応舞台は倉野川市という架空の市ですが、2016年よりこの倉吉市と姉妹都市提携を結んだとのこと。
昔懐かしラジオドラマがブログと連動し、萌え絵で描かれているということなんでしょうか。まぁ面白い試みだとは思うけど、ちと回りくどい感じはなかろうか。結構前からやってるみたいだけど、残念ながら初めて聞いたし。

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朝から予定外の神社行って、バスから降りて歩いてなど激動な1日だったけど、ようやく駅前のホテルで一休み。まぁまぁ狭い部屋なのは値段で納得していたけど、チェックインするために5分くらい離れた別のホテルに行かなきゃいけんのは想定外だった。
という訳で、倉吉で1泊!!

 


次の日の朝。まぁまぁ早めのお目覚め。

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朝の倉吉駅。倉吉へは約5年ぶりだけど、駅舎は変わらず立派です。

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「有料動画の未納料金がある」「そのメールは詐欺!」今でもこの手の被害多いんですかね。駅前でこの手のをデカデカと掲示するのは珍しい気がする。
ってか詐欺じゃないかもしれないじゃん。やっぱ、いいもんにはちゃんとお金払わなきゃ。パッケージ詐欺はマジで許せないけど。

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「鳥取県星空保全条例」というのが施行されているようです。鳥取県は全ての市町村で天の川を観測できるようで、それには清浄な大気と人工光の放出の少なさが必須だと。つまり穿った見方をすれば全市町村が田舎ってことですな。なので、それを守っていきましょうと。

www.pref.tottori.lg.jp


鳥取県のHPにもちゃんと条例とその施行規則が乗っています。こういう市のHPをマジマジと見たのって、北海道滝川市の駅前ビルはどうしてこんなボロいのか、みたいな議事録以来だし、こうちゃんと考えているんだなってのは素直に感心する。

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県立美術館が倉吉市に設置されるそう。美術館なんて別にいいじゃんと思っていたけど、この前仕事の関係で、初めてってくらい説明つきで真面目に絵画を見させられて、少しその良さがわかった気になっているので、少し羨ましい。ただ、解説なしで行けるほどまだ成長してないけど。


駅前に触れすぎ。倉吉は単に宿泊地なので、電車に乗ります。

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朝ごはんを食べていないので、駅のホームで買ってそのままいただきます。
朝からカニなんて食べて贅沢な奴だと思われるかもしれませんが、金額は正直贅沢だと思いますが、味はなんとも普通。駅弁でのカニとウニの扱いって難しいよね。

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着きましたのは由良駅でございます。倉吉から2駅のこんな一見長閑な場所に何があるかは駅構内を見渡せばすぐ分かります。

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バーローwww
名探偵コナンの作者である青山剛昌先生はここ東伯郡北栄町出身ということで、由良駅は別名コナン駅と呼ばれているのです。ちなみに隣の浦安駅は、同じくアニメにもなっている「琴浦さん」という作品で取り上げられた場所でもあり、この辺り地味にアニメエリアです。

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駅の待合室にもはびこるバーローwwwこれ観光客はいいけど、地元住民はもはや壁のシミレベルとして無視できる状態になってるんだろうな。

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駅から出ました。地方駅としては、駅前も整備され広々としています。全体的に建物も新しめな気がします。

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北栄町の観光案内所。コナン以外に何があるのか本当に聞けばよかったと後悔しています。結構な時間滞在しましたが、それ以外の要素はほぼ見当たらなかったので。

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トイレにまだシルエットで登場するとは徹底ぶりはなかなか。やっぱ蘭姉ちゃんはシルエットでも分かるがご立派で。
地図にもありますが、駅から真っ直ぐコナン通りというのを通っていきます。その先には、青山剛昌ふるさと館があるので、そこを目指すことにします。その前に振り返って駅を1枚。

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駅の旅情もへったくれもねぇな。コナンに全てを投げ打った由良駅、もはや本当にコナン駅に改名しちまえ。

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駅から伸びるコナン通り。広々とした道です。一見何もなさそうですが、

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歩美ちゃん、正視に耐えない何かうな重が建っています。歩美ちゃんウキウキですな。

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そしてみんなが大好き俺の灰原さん。

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う~ん、他に比べて表情が豊かではないキャラとはいえ、ちょっと良さが出ていない気がするなぁ。はは~ん、さては歩美派による妨害工作の結果だな、マジ汚ぇ。
「お母さ~ん、なんであのオジさん、哀ちゃんをいろんなところから撮ってるの~?」「ほら、見ちゃいけません」という会話があったとかなかったとか。

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北栄町図書館。図書館といえば、コナンを初期から読んでいる人にとってはプチトラウマ人物、津川館長

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そう、こいつこいつ。この人や、そもそもこの図書館が現場のモデルになっているかは知らんけど、この図書館内にもコナンコーナーが設けられているらしい。

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バーローのシルエットを構成するイラストの中に一つ違うイラストが紛れ込んでいるらしい。なんとも地味にしんどいものをと思いつつ、つま先あたりに違和感があり覗いてみると、

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これはヒドい…。
さては、中学生くらいのときに図書館で借りた推理小説の中盤くらいに「犯人は○○」という落書きがしやがったのと同じ奴が犯人では!?


随分とはしゃいでいますけど、道のり的には半分も来ていません。ついでに言うと、僕はコナンよりも金田一派です。

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大きな交差点がありますので、そこをに曲がります。

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ローソン+ポプラという不思議なコンビニが建っています。これは鳥取と島根で多く見られる出店形態のようです。俺はポプラ単体で全然いいんだけどな。

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そのローソン+ポプラに貼られていたポスター「すいか・ながいも健康マラソン大会」
すいか、ながいも畑の中を走るという牧歌的なものらしく、コースも3km・5km・10kmであり、ハードルもそんな高くなさそうです。ゴールしたら大栄すいかとながいもトロロ汁が振舞われるそうです。走ったあとにいるかは疑問ですが。
大会HPを見ていたら、まさかの3km小学生コースにてスタートのピストルが御発砲を起こし、スタートが混乱したらしく謝罪文が載せられていました。これはきっと、ピストルの発砲音に注意を惹かせて、スイカや長芋を盗もうとした盗人の仕業だね。金田一だけでなく、Q.E.D.も全巻読んでる俺にはすぐ分かったね。

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ってか、ここに来てようやくわかった。マンホールによくわかんねぇ絵があったなと思ってたけど、そのマラソン大会の絵だったのか。本当に町のいろんなところに影響させてる人なんだな。

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ここからは地面に登場人物紹介が。道路の左側にはあった。右側は知らん。歩きスマホは危ないけど、こうやって下を向かせたり途中で立ち止まらせるのも充分危ないんだが。

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いちいち全員分を撮るのも骨なのだが、不公平性があってもいかんので頑張る。歩美ちゃん、うな重、クズ、嫁、黒幕と。
一時期、光彦スレが毎日のように上がっていて、なんでだか罵詈雑言を浴びせられまくるというヒドく、かつ面白い風潮があったけど最近はないのかな。光彦とタラヲはネットの人気者だよね。

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またも大きな交差点があったらに曲がります。右側に北栄町役場があったら正解。ここも町役場としてはかなり綺麗な感じだから、コナンに相当恩恵をうけているんだろうな。

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コナン大橋を渡ります。監視カメラで見張ってないといたずらされちゃうそうです。困った人もいたものです、いたずらするなら光彦だけにしてほしいものです。

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バーローはもちろんのこと、俺くらい年代なら懐かしいであろうYAIBA、そしてなんだかわからんブロンズが。
なんだかわからん漫画もいいけど、青山先生の名作「4番サード」はよ!主人公は長島茂雄、他のキャラに江夏豊、野村勝哉、稲尾一久、有藤などやりたい放題の名前をつけた不朽の名作はよ!
まぁ存在を知ってるだけで読んだことはないんだけどさ。(作品は本当にあります)


橋を渡ってもまだ着きません。別に今回、コナン回じゃないんだけどなぁ…。

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1巻から毛利家に居候しているため、なんだかピンと来にくい主人公の実家。インターホンを鳴らすと、何パターンかバーローが喋ってくれます。この家には誰も住んでいないはずなのに…。

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いくつかのお店が連なっています。残念ながら早い撮影だったため、まだ空いていません。

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主人公が幼児化してしまった薬「アポトキシン」が入っていると謳っているセットメニュー。メニュー名以外にどういった工夫がなされているのか、この写真だけでは伝わりませんが、1,200円はどう考えても高ぇよ…。

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GWということもあってか、巨大迷路なんかもありました。そんでもって、行き止まりに行ったら死体を見つけてしまうわけですね、わかります。

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残り500mというところで、ウォッカ兄貴が登場。しかしいくら探してもジン兄貴は見つからず。本当に探したんだけどな…。

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天狗の面を被って、蘭にセクハラするバーロー。道のところどころに、コミックスの表紙の模した石板が置かれています。この話は寺に泊まったら住職がメッチャ高いとこから首吊って死んでた話かな。

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唐突に表れた写真スポット。今までも散々写真を撮るような場所はあったと思うけど、いったいなんじゃろなと思って矢印の方をみたところ、

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ここでいったい何をしろと。ってか、毛利のおっちゃんは別にうなだれてるイメージとかないんだけどな。とりあえず隣に座って、二日酔いの人にするように背中をさすってあげました。


そうこうする内にようやく着きました。

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青山剛昌ふるさと館です。オープン前に着いてしまったのですが、開館を待つ人もそれなりにおり、また連休ということもありちょっとした屋台なんかもでていました。
なんかオープンを待ちわびていると思われるのも嫌なので、少し辺りを散歩したのち、

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いざ、中へ突撃!!
したはいいものの、今まで尺を取りすぎたのと、中はキッズで大混雑だったので雑に紹介。

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マイスター認定試験問題というのを渡された。これが地味に難しい。確かに館をじっくり回ってもらうためにはいい考えですね。

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てくてく進む俺。仕方ないんです、さっきも言った通り、本当に人が多かったので、じっくり見ようとしてもなかなか近くまでたどり着けなかったので。
しかし、ここはじっくりと見てしまいました。

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作中に出てきたトリックを体験してみようというもの。「水曜日のダウンタウン」で山田勝己に金田一のトリックを実践させるという神企画がありましたが、あれの縮小版です。

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密室トリックに真剣に挑む子どもとそれを見守るお母さん。犯罪界の未来は明るいですね!

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この複雑兼、見てる人なら誰でも知ってるような人物相関図に何の意味が。

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最後にお土産コーナーに寄って終了。この「○○乗っています」ステッカーってたまにすげぇスベってるのありますよね。ご当地スベってるスッテカー選手権をいつかやりたいと思っているので、誰かノミネート作品待っています。
そんでもって近くにいたガキンチョの後ろに巧みに回り込みカンニング行為をした甲斐あって、見事クイズも全問正解。間違ってたら頭を引っぱたくところでした。

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初級マイスターに認定されました。次、転職する機会があれば履歴書に書けるように、中級くらいまでは取りたいね。ちなみに中級は期間限定で実施するそうで、その辺を見極めて訪問する必要があるようです。


まぁ最後は大分かけ足になってしまいましたが、町から全体的に楽しめたと思います。
途中で言いましたけど、僕は金田一派ですが、金田一ではこういう記念館とか出来ない気がする。こういったコナンの愛され方は素直に凄いと思う。キ○ヤシだと自己主張がうるさすぎて、本当に鬱陶しい場所になるんだろうなと。

最後に僕にとってコナンといえばこの曲というのを2曲かけて、この町からおさらばすることとします。

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そうなんです、あくまで北栄町からおさらばするだけで、まだ旅は続きます。
長いよね。大丈夫、俺も思ってるから。

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いったん鳥取に戻ります。昨日はよーわからん傘に出迎えられましたが、改札を出たらに出迎えられました。やっぱ鳥取といえばこっちでしょ!

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しじみといえば、隣の島根県のが有名な気がするけど、まぁ近いし問題ないだろうとお土産購入。これが派手じゃないが結構当たりでした。
ちなみに、この隣にしじみ汁を濃縮したエキスみたいなのが売ってるんですが、こちらは大当たりでした。酒飲みには欠かせません。

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次に乗るのはこの若桜線という電車です。鳥取からは南下するので、やや大阪方面には近づきます。この手のイラストで客呼びというのはありきたり過ぎてなんだかなという思いもありますが、まぁなんとかしたい思いということで目をつむります。


さて、これから乗る若桜線というのは何かといいますと、このブログになってからはあんま語っていないかもしれませんが、僕は電車の盲腸線というのが好きでして、この若桜線というのはその盲腸線の一つなのです。
盲腸線とは、他の路線と接続していない終点駅があるちょろろんと出ている路線ですね。

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鳥取駅からは郡家駅で分岐して、若桜線の終点である若桜方面に向かう電車大阪方面に向かう電車に分かれます。この若桜線は第三セクターの路線というのも魅力です。
他の路線とも接続していない終着駅があるということは、きっとそこに大いな利用ニーズ列車の歴史的な過去が見られることが多いのです。そんなものを探りにいきたいのです。特になんもないことも多いですが。

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7駅ほどの路線を往復するだけですが、このフリー乗車券を買った方がお得。地方鉄道はいろいろなところで工夫が必要です。

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言っちゃ悪いが、恐らく警戒せんでも大丈夫じゃなかろうか。まぁ実際書いているだけで、警戒に人を割けるほど余裕はないと思うけど。

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野球で有名な八頭高校はこの沿線だったのですね。野球がさほど強くない鳥取県の中で、この八頭高校はたまにいいチームを作ってくるから予想に困るのです。てんでダメなことも多いけど。

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隼駅に到着。この写真で気がつくかわかりませんが、ベンチに人間と等身大の人形が座っており、一瞬ドキリとします。
この隼駅、ちょっとした有名な駅らしく、2009年から毎年8月8日ごろにバイクのライダーや鉄道ファンが集まる「隼駅を守る会」が開かれているとのこと。バイクメーカーのスズキが毎回協賛して、グッズ販売などを行っているらしい。どうやらスズキのバイクにハヤブサというのがあり、それに紐付けた形らしい。2015年の第7回では1200台のバイクが集まる盛況ぶりだったらしい。これは驚きですね。
あれ、結局人形はなぜ置かれているんだろう?

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30分ほどの乗車で若桜駅に到着。ここにも人形いたから、隼駅だけの奇行ではないんだね。

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一緒に電車を降りた人は多かったので、駅前はそれなりに人がいたけど、それが観光の人なのか地元の人かはわからず。

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鉄道好きっぽい人がいたし、SLが走ったりもするそうなので鉄ちゃんには有名な駅なのかな。

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確かに雰囲気は好きな感じの駅だけど、何をもとに維持できているのかと聞かれると…。

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このSL的なもので人気ということにしておきましょうか。ということで、当初の予定通りではあるんだけど、15分ほどでさっそく折り返し電車に乗車。仕方ないね。

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俺みたいなミーハーでなくても、このご時勢経営を続けていられるのは、きちっと根付いた利用客がいるということなのだろう。この盲腸線のロマンを引き続き継承していただきたいものです。


さて、徐々に大阪に向けて帰りのスピードを早めていきます。

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お次はJRとの接続駅である「郡家(こおげ)駅」で下車。なかなかの難読駅。
ただの乗換駅とたかをくくっていたのですが、なかなかというか、相当に綺麗な駅です。2015年に新しくしたばかりのようです。

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ちょっとしたイベントスペースもあり、この日は落語の寄席が行われるとのことでした。ただお客さんは…。町を活性化させたい町側と、住民側の思惑は必ずしも一致するわけではないですからね、難しいです。

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駅前はほどほどにそれなりに整備されています。本当は駅前に族車みたいなのが数台停まっててうるさかったのですが、フレームから外す匠のテクニック。
時間はお昼時、何か食べたいなと思って歩いていたところ少し人が集まっているところがあったので寄ってみることに。

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唐揚げ屋の「昇龍軒」さん。1本100円で唐揚げを提供してくれます。味は何種類かあったけど忘れちゃった。
狭いカウンターには取材の切り抜きなどが貼られており、人気店なんだろうなと思いながらモグモグ。まぁこんなもんかねと思って、店を出たあとネットで調べてみたら、

 


店主、素手で唐揚げを油から取り出すという奇行を行うことで有名らしい。
うわぁ、見逃したぁ。頼んでから揚げてくれるので、俺の時もやってくれたはずなのに、完全に見逃した。まさかこんなところで、そんな変人に会えるとは思わないよな。
まさかオジさんとしても、せっかく手で取り出しているのにロクに見ないツレない男が旅行界の変人だとは思わなかったろうな。出会うはずのない二人が出会ってしまった。

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奇行を見れなかったのは心残りではあるけれども、郡家駅を出発。

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到着したのは智頭駅。西日本に住んでいる人なら地名くらいはなんとなく見たことあるんじゃないかな。俺もなんでか知らないけど、地名だけは知ってた。

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疎開を前面に出す町があろうとは。

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ここも第三セクター智頭急行智頭線が乗り入れています。鳥取県は鉄道好きには意外な穴場スポットなのかもしれませんね。

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大阪に向かうために乗り換えたはずなのに、この旅で一番山を感じる駅に。

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それを裏付けるかのように、この智頭町というのは森林セラピーというのを押し出しているらしい。

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駅前にある観光案内所内にも、森林浴をできるスポットを紹介したり、木材できた工芸を販売していたりしています。人は少ないですが、かなり充実していたと思います。

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僕自身は東京生まれ東京育ちで、割とごちゃごちゃと建物が立ち並ぶ中で過ごしてきて、そういった環境が嫌いではない。その辺りの利便性を捨ててまで、自然に触れる生活をしたいとは思わない。
でも、こうして旅に出て自然に触れるとやっぱ心が落ち着くし、傲慢に聞こえるかもだけど、このような環境は残していて欲しいと心から願っています。

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なんか最後にそういう心穏やかな気持ちにさせてもらい、帰りの特急列車に乗ることができました。
よしっ、明日からも頑張ろう!!
……
……
急に電車が停る。
「対向列車遅れのため、当駅にて時間調整を行います。お急ぎのお客様には大変申し訳ありませんが、少々お待ちくださいませ」
全くしょうがないなぁ。でも俺は森林セラピーの片鱗に触れたおかげで、心穏やかだからな、この程度のことじゃ動じないぜ。
ふと、窓の外を見る俺。

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……
……
恋山形駅という駅名とハートの駅名標で、なんだか一気に現実に引き戻された俺
結局、このまま10分近く停車しハートのパワーにあてられ、大阪に到着するころにはいつもの邪心をまとった人間に戻っておりました。