従来、この八雲駅では45分滞在する予定でした。でも乗車電車は31分の到着遅れ。ただ後発の電車も13分遅れということで、27分の滞在しかできんことに。
目指す裁判所は約800m先なので、往復行けない距離ではないですけど、初めて降り立つ町で真っ直ぐ行けるかはわからないのと、撮影をしながらというのは結構時間を食うのと、
なにより、雪!ホームに降り立った瞬間、心折れかけましたが、荷物を持って走り出したのです。
この記事は、
連載『会社辞めて暇なんで優雅に北海道を旅してきた』の一部です。
前後の繋がりなどは下記、目次からご確認ください。
目次
0-〔導入〕目次と冒頭解説
1-〔旅行記〕東京~函館~八雲
2-〔裁判所〕八雲 函館家庭裁判所八雲出張所/八雲簡易裁判所 ←今ココ
3-〔旅行記〕八雲~札幌
4-〔北海道〕札幌市
5-〔旅行記〕札幌~余市
裁判所のHPによると、函館家庭裁判所八雲出張所/八雲簡易裁判所へは
JR:八雲駅下車、徒歩10分。函館バス:八雲駅前下車、徒歩10分
とのことなので、JR函館本線「八雲」駅からスタート
十年近くゲームをやっておらず情報の上書きがされないので、焦っているときに頭の中に流れるのといえばこの曲なんだよね。
トイレを我慢しているときや、仕事の外出時間が迫っていて資料をプリントしているのに、そのプリンターが紙詰まりを起こしたときとかに流れることでお馴染みの。それくらい焦っていることが伝わればと。
まず駅を降りて探したのは、コインロッカー。
普段は荷物も少なく持ち運びしやすいバッグを使っていますが、いかんせん冬の北海道での衣類には幅を持たせたいということで、珍しくキャリーを持参。これをコロコロしながら雪の中を進むのは邪魔すぎるので、まずこれを預けることに。
駅の待合室に無事ありました。コロコロが入るデカいサイズのも。前回まで散々贅沢を満喫だなんだと喚いていたくせに、ここで30分弱のために500円くらいのロッカーは高いと思ってしまうのは不思議なものです。
駅舎はこんな感じ。それなりに雪が降っていることはこの写真でもわかるかと思います。
駅を出てすぐにぶつかる道路を左に曲がります。雪はバンバン顔に当たるくらい降っているのですが、雪かきをしっかりしていただいている道を見て、なんとかなりそうな気がしてきます。
と思ったのも束の間、
冗談じゃねぇよ!
ただ、こんなにこんもりしているのに、ところどころ道が見えているというのは雪国の方々の意地のようなものなのでしょうか。
ここまで来ると状態がよくわかりません。雪が両脇から迫ってきて道幅が極端に狭く。車の片側交互通行の道ばりに、向かい合わせの方が僕が通るのを待ってしまっている始末。
そんな中、あまり町の様子などは撮らずにせっせと進んでいたつもりですが、時計を見たらペースはやや遅め。なんとかペースを上げようと思ったのですが、
豪雪www
もし私が裁判所巡りを始めたばっかの男だったら、ここいらで心折れて引き返すことでしょう。しかし私はブログと変態を10年以上続けているサラブレットですよ。むしろ、ありがとうございます!という感じです。
という訳で、このdocomoやら、北洋銀行がある交差点を左に曲がります。
曲がると踏切が目の前にあって、それを過ぎると
ここに出ます。
ブログのネタ的に大雪で大パニックになるのはおいしいけど、雪で道案内に支障が出るのは本末転倒。なので、皆さんも大雪の日に訪問して、この写真と同じ光景となるようご協力を。
踏切を過ぎたら、左、左前方、右に進む三叉路となっています。ここでは左前方に進んで行きます。
雪への耐性はつきましたが、歩くのが難儀なのは変わらないです。ツルツル滑るのは嫌なので、ちょうどこの頃やっていた平昌オリンピックの銀メダリスト渡部暁人選手ばりに、シャッシャカシャッシャカとクロスカントリーのような感じで雪を利用して進む術を習得。
右前方に見えてきた、寒いからか温かそうなココア色と表現したくなる建物が目的地です。
俺は渡部暁人、俺は渡部暁人...と反芻する頭の中で、「この辛い雪道の中、進む先に見えてくるのは新たなブログの門出を祝う“栄光への架け橋”だ!」という実況が流れてくるような真っ直ぐな道。ってか、あの実況ってもう14年前だってよ。歳はとりたくないですな。
右に見えてきます。
到着~!!
所要時間は雪道で早足で10分弱ですかね。雪がない状態で普通に歩いた場合の時間など知らん!
地図で表すとこんな感じ。立地的には駅の裏手なんだけど、出口がないからぐるりと回る必要がある場所にあります。
そして地図を見ていてものすごく気になるものが裁判所の近くに。
木彫りの熊(´(工)`)クマ―――――!!
普段、資料館とか興味のない人にとっても、さすがにこれは気になるのでは?しかしながら、当然この日は時間がないので撤退。そもそも気付いたの今だし。また市町村紹介のときに訪問するとしましょうか。
さて、最初の関門は突破したので、残るは時間通りに戻るだけ。来た道をせっせか渡部暁人走法で進み続け、後発の電車が想定より遅れていたこともあって、無事にゴール。と一息ついたところで
さっきまでの雪はなんだったのかというくらい晴れた…。
天気も頑張りを祝福してくれて晴れたと捉えるか、撮影中は単なる嫌がらせで雪を降らせていたと捉えるかで分かれそうですね。僕は断然、後者です。
次の記事へ続く。